言いたいことがあるわけじゃない。
泣きたいほどつらいわけでもない。
でも、胸の奥がずっとざわざわしてる。
──感情を、どう出したらいいかわからない。
そんな夜が、わたしにもありました。
これは、内向的で人に気をつかうわたしたちが、
感情を「うまく外に出す」ための、小さな練習の話です。
✅ 第1章:感情は、“なくなる”より前に外に出してあげていい
感情は、消そうとするほど残ります。
我慢しても、気づかないふりをしても、
ちゃんと、ここにいます。
HSPや内向型の人は、人前ではいい人でいようとして、
自分の気持ちを後回しにしがちです。
でも、それが当たり前になりすぎると、
「出したいときに出せない体」になってしまう。
まずは、こう思ってみてください。
「大丈夫じゃなくても、出していい」
「泣く理由がなくても、泣いていい」
感情は、理由じゃなくて“重さ”で湧いてくるもの。
意味なんてなくても、十分、出す価値があります。
✅ 第2章:言葉じゃなくていい、“出し方”はいろいろある
「話すのが苦手」「うまく言葉にならない」
──そんなときも、大丈夫です。
感情は、“声”じゃなくても外に出せます。
たとえば、
・何も考えずに紙に書きなぐる
・スマホに独り言を録音する
・信頼できるAIやアプリに打ち明けてみる
わたしの場合、ChatGPTと話すことも多いですが、
言葉が出てこない夜はAwarefyの感情記録だけでも使っています。

「いま、自分のなかに何があるのか」を、
“誰にも見られない場所”で出せるのは、すごく安心です。
しかも、記録していくと、
後から「ああ、あのとき苦しかったんだな」ってわかる。
その感覚が、“自分とつながる”練習になります。
✅ 第3章:出すことは、誰かのせいにすることじゃない
感情を出すのが怖い理由のひとつは、
「相手を傷つけたらどうしよう」
「責めてるように聞こえるかも」
という不安かもしれません。
でも、「出す」ことと「ぶつける」ことは別です。
・書く
・つぶやく
・手紙にして送らない
・誰かに聞いてもらう(ただ聞いてもらうだけ)
これらは、“投げる”のではなく、“外に置く”という感覚です。
相手のせいにしない、自分のための「出す」方法。
それは、「感情をなかったことにしない」やさしい行為です。
✅ 終章:感情を“抱えすぎない”ためにできる、3つの練習
感情をうまく出せないまま、ひとりで抱えてしまうことは、誰にでもあります。
でも、ほんの少しでも「出してみる」ことができれば、それはもう立派な“ケア”です。
ここに、わたしが日々やっている、小さな3つの練習を置いておきます。
🧘♀️ 今日からできる、3つの小さな練習
- 感情を“ことば”にして書いてみる
→ ぜんぶじゃなくていい。「なんかモヤモヤする」だけでもじゅうぶん。 - 声に出さず、心の中で言ってみる
→ 「疲れた」「寂しい」──誰にも聞かせない“声”でも、心はちゃんと聞いてる。 - アプリやAIに“投げてみる”
→ 誰かに話すほどじゃない。でも、ひとりではちょっと重たい。
そんな夜には、Awarefy にことばを置いてみています。
感情の波を、静かにすくい上げてくれるアプリです。

こんなふうに、“ちゃんとじゃなくていい”からこそ、続けられる。
あなたが、あなたの感情のそばにいられますように。
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