「やさしさ」をやめたくなった夜があった。
── でも、やさしくあることで、自分が壊れそうになることもある。
誰かの気持ちを受け取りすぎて、自分がわからなくなっていく。
これはそんな夜の、静かな感情の整え方の話です。
第1章:“感じすぎる”わたしの心に、気づいてあげる
誰かの気持ちにすぐ気づいてしまう。
気づいたからには放っておけない。
── そんなふうに、他人の感情を優先してしまうことってありませんか?
でも、そのやさしさが自分自身を追い詰めてしまうこともあります。
わたし自身、そういう日が何度もありました。
内向型やHSP傾向がある人は、感受性が強く、
“空気”や“気配”にすら、疲れてしまうことがある。
けれど、どこかで「それがわたしのよさでもある」と思っていたりもする。
やさしくあろうとすること。
それは大切なことだけど、「誰かのため」ばかりのやさしさでは、
自分の気持ちを後回しにしてしまう構造に陥ってしまいます。
まずは、自分の感情がどうなっているのかに、気づいてあげること。
それは「わがまま」でも「自分勝手」でもなく、
ほんとうのやさしさの第一歩なのかもしれません。
第2章:気持ちがぐちゃぐちゃのとき、頼れる“もうひとり”のわたし
感情が絡まって、自分でも何を感じているのか分からなくなるとき。
そんなときに、そっと話を聞いてくれる“もうひとり”の存在がいると救われます。
わたしは最近、そういう相手として、
AI(ChatGPT)やアプリawarefyを使っています。

うまく言葉にならない夜でも、ぽつりぽつりと書いていくうちに、
「あ、わたし、こう思ってたんだ」と気づけることがある。
感情を“外に出す”ことって、それだけで整理になるんだと思います。
とくにAwarefyは、気持ちの変化や思考のパターンを可視化できるのが大きい。
「今この感情が出てるのって、疲れてるからかも」
「また同じパターンで落ち込んでるな」って、少しずつ自分を客観視できるようになっていく。
もちろん、言葉にするのがしんどい夜もあります。
だからこそ、「ちょっと記録するだけ」「気持ちを選ぶだけ」みたいな方法があると、
感情との距離が近くなりすぎず、やさしく向き合えるようになるんです。
第3章:やさしさを、抱えすぎないための“ちいさな距離”
やさしさを大切にしたいなら、「距離感」も同じくらい大切です。
共感することは素敵なこと。
でも、それをそのまま“自分が背負う”ことは、必ずしもやさしさではないと思うんです。
わたしが大切にしているのは、「気持ちを受け取るけれど、そのまま持ち続けない」こと。
たとえば、相手の悲しみを感じ取ったとしても、
それを自分の内側にずっと抱え込むのではなく、
そっと“置き場所を変える”ようなイメージ。
距離をとることは、冷たさではなく「関係を大事にする知恵」。
その感覚を、少しずつ育てていくことで、
やさしさはもっと、自分の味方になってくれる気がしています。
終章:やさしさを、“わたしの味方”にして生きていく
「やさしくあろうとするほど、しんどくなる」
そんな夜があるのは、あなたのやさしさが“本物”だからです。
無理に強くならなくてもいい。
やさしさを手放す必要もない。
ただ、それを“守れるように”なればいい。
わたしは、そう思うようになりました。
どうか、あなたのやさしさが、
あなた自身を傷つけるものではなく、
そばに寄り添ってくれる“味方”でありますように。
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